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Garden Wall で仕上げた門柱と外構

Home Deco — Garden Wall

Installation

擬石ブロック Garden Wall を積み上げて門柱をつくる手順です。500mm角・1段4個の風車状配置を基本に、高さ600mmの場合と600〜1200mmの場合に分けて、基礎・積み方・鉄筋・充填・仕上げの順にまとめています。

Before You Start

計画概要と必要なもの

300×200×100mm(1個 約13kg)の擬石を使い、500mm角の門柱を積む想定です。1段あたり4個を風車状に組むことで、500mm×500mmの正方形断面になります。1段の重量は約52kg、1段の高さは約100mm。積み上げると非常に重量のある構造物になるため、基礎と補強を含めた計画が重要です。

Materials

準備する材料

  • Garden Wall(擬石)300×200×100mm・1個 約13kg
  • トップキャップ(最上部の笠石)
  • 砕石(基礎用)
  • コンクリート(基礎用・中空部の充填用)
  • モルタルまたは充填材(中空部の充填用)
  • 鉄筋 D10以上(縦筋・芯材用)
  • 防水剤(シーラー/白華対策)

Tools

作業に使う道具

  • 基礎掘削工具(スコップ等)、突き固め用の道具
  • 積み上げ水平器(1段ごとの水平・垂直確認に必須)
  • 充填・目地練り道具、目地入れ用の道具(目地袋など)
  • 仕上げ刷毛・ローラーまたは噴霧器(防水剤の塗布用)

Height & Method

高さ・重量と施工方法

段数ごとの高さ・重量と、その高さで採る施工方法の対応です。1段=擬石4個・高さ約100mmなので、仕上がり高さは「段数×約100mm」が目安になります。施工方法の欄から、該当する手順へ移動できます。

段数高さ擬石の使用個数重量(石材のみ)総重量(充填材・目地材を含む)施工方法
1段約100mm4個約52kg
6段約600mm24個312kg約350〜400kg簡易基礎(砕石+コンクリート)
10段約1.0m40個約520kgRC(鉄筋コンクリート)芯材工法
12段約1.2m48個約624kgRC(鉄筋コンクリート)芯材工法
13段以降推奨しない安全上の高さの限界は 1.2m まで。これを超える高さは、地盤条件・施工方法に応じた個別の構造検討が必要です。

1個あたり約13kg。総重量は6段(高さ600mm)についてのみ、充填材・目地材を含めた値が示されています。

※一般的な門柱としては 1.2m 前後が納まりやすい高さです。安全性は地盤条件や施工方法によって大きく変わるため、高さ設定は個別条件に応じて検討してください。

Basics

擬石の積み方

高さにかかわらず共通となる、1段の組み方と段ごとのずらし方です。ここが崩れると上まで響くので、最初に押さえておきます。

A

1段あたり4個を風車状に配置する

1段あたり4個の擬石を風車状(互いに直角に噛み合わせる向き)に配置します。これで500mm×500mmの正方形断面になり、中央に中空部ができます。

Point

中央の中空部は、後の工程で鉄筋を通し、モルタルやコンクリートを充填する場所になります。塞がないでください。

Garden Wall 1段あたり4個を風車状に配置して500mm角にする図
1段4個を風車状に配置し、500mm角にする
B

段ごとに向きを変えて千鳥積みにする

目地位置が揃わないよう、段ごとに交互に配置(千鳥積み)します。縦目地が一直線になるのを避けることで強度が向上します。

擬石の寸法誤差を吸収するため、5〜10mm程度の目地幅を設けてください。

Check

13kgの擬石は一度固まると修正できません。1段ごとに水平器で水平・垂直を厳密に確認しながら進めてください。

縦目地が一直線にならないよう段ごとに交互配置する千鳥積みの図
目地が揃わないよう擬石を交互に配置する

Case 01

高さ600mm の場合

簡易基礎(砕石+コンクリート)

500mm角という十分な幅があるため、細い柱ではなく安定感のある箱型の構造になります。高さのある門柱に比べて施工難易度や転倒リスクは大きく下がりますが、完成時の重量は約300kg以上になるため、簡易的でもしっかりした土台が必要です。

6段施工(高さ600mm)の重量

使用個数
擬石 24個(1段4個 × 6段)
擬石の重量
13kg × 24個 = 312kg
総重量
約350〜400kg(充填材・目地材を含む)

高さ600mm の安心ポイント

重心
重心が低く、安定しやすい。
作業性
高所作業がなく、水平確認がしやすい。
負担
擬石の持ち上げ高さが低いため、作業負担が比較的小さい。
風の影響
高さのある門柱に比べて、風の影響を受けにくい。
1

簡易基礎(砕石+コンクリート)

高さが低くても重量は大きいため、土の上に直接置く施工は避けてください

  1. 地面を100mm程度掘り下げる

  2. 砕石を敷いてしっかり突き固める

  3. その上に厚さ50mm程度のコンクリート、または厚手の平板を設置する

これにより、沈下や傾き、ズレを防ぎやすくなります。

地面を100mm以上掘り下げ、砕石を突き固めてコンクリートまたは厚手の平板を設置する簡易基礎の断面図
砕石を突き固め、コンクリートまたは厚手の平板を設置する
2-1

鉄筋(縦筋)の設置

門柱中心部に鉄筋(D10以上)を設置します。

鉄筋を通す中空部は、1段あたり4個を風車状に配置することでできる中央の空間です。積み方の基本は「擬石の積み方」をご確認ください。

  • 鉄筋は基礎または土台にしっかり固定する
  • 門柱中央の中空部に納まる位置に配置する

これにより、軽い衝撃が加わった場合でも、門柱全体がばらけにくくなります。

門柱中央の中空部に鉄筋D10以上を1本立てる平面図
中央の中空部に鉄筋(D10以上)を配置する
2-2

積みながら中空部を充填する

擬石を積むと中央に中空部ができるため、そこへモルタルまたは充填材を入れながら施工します。

  • 2〜3段積むごとに充填する。「積む → 充填」を繰り返すイメージ
  • 中空部にしっかり詰めて一体化させる

この工程を入れることで、見た目だけでなく、構造的にも安定しやすくなります。

2〜3段積むごとに中央の中空部へコンクリートを流し込む平面図
2〜3段積むごとに、中央の中空部へ流し込む
3

仕上げ:トップキャップの設置

擬石を所定の高さまで積み上げた後、仕上げとして門柱の最上部にトップキャップを設置してください。

積み上げた門柱の最上部にトップキャップを設置した完成イメージ
最上部にトップキャップを設置して仕上げる

施工のポイント(600mm)

水平・垂直の確認
13kgの擬石は一度固まると修正が不可能です。1段ごとに水平器で厳密にチェックしてください。
目地幅の調整
擬石の寸法誤差を吸収するため、5〜10mm程度の目地を設けるのが一般的です。
白華(はっか)対策
擬石(コンクリート二次製品)は、雨水によって白い粉が吹くことがあります。施工後に防水剤(シーラー)を塗布しておくと、美観が長持ちします。

Case 02

高さ600〜1200mm の場合

RC(鉄筋コンクリート)芯材工法

安全上の高さの限界は 1.2m まで。一般住宅の門柱として圧迫感が少なく、構造的にも安定しやすい高さです。単に擬石を積んでモルタルで接着するだけでは、地裏や衝突で崩れるリスクがあるため、下記の「RC(鉄筋コンクリート)芯材工法」を推奨します。

1

基礎(最重要)

門柱全体で500kg以上の重量となるため、十分な基礎が必要です。

  1. 地盤を200mm以上掘り下げる

  2. 砕石を敷いてしっかり突き固める

  3. その上に鉄筋を入れたコンクリート基礎を打つ

Check

基礎寸法(深さ・幅・厚み)は、地盤および重量に応じて適切に設定してください。

地盤を200mm以上掘り下げ、砕石を突き固めて鉄筋入りコンクリート基礎を打つ断面図
砕石を突き固め、鉄筋を入れたコンクリート基礎を打つ
2-1

鉄筋(縦筋)の設置

門柱中心部、あるいは四隅に近い位置に鉄筋(D10以上)を設置します。この鉄筋が門柱内部の芯材になります。

鉄筋を通す中空部は、1段あたり4個を風車状に配置することでできる中央の空間です。積み方の基本は「擬石の積み方」をご確認ください。

  • 鉄筋は基礎または土台にしっかり固定する
  • 門柱中央の中空部に納まる位置に配置する

これにより、軽い衝撃が加わった場合でも、門柱全体がばらけにくくなります。

中空部の四隅に鉄筋D10以上を配置する平面図。中心部に配置してもよい
四隅に近い位置に配置する(中心部に配置でもOK)
2-2

積みながら中空部を充填する

擬石を積むと中央に中空部ができるため、そこへコンクリートを入れながら施工します。

  • 2〜3段積むごとに充填する。「積む → 充填」を繰り返すイメージ
  • 中空部にしっかり詰めて一体化させる

この工程を入れることで、見た目だけでなく、構造的にも安定しやすくなります。

2〜3段積むごとに中央の中空部へコンクリートを流し込む平面図
2〜3段積むごとに、中央の中空部へコンクリートを流し込む
3

仕上げ:トップキャップの設置

擬石を所定の高さまで積み上げた後、仕上げとして門柱の最上部にトップキャップを設置してください。

積み上げた門柱の最上部にトップキャップを設置した完成イメージ
最上部にトップキャップを設置して仕上げる

施工のポイント(600〜1200mm)

水平・垂直の確認
1段ごとに水平器で水平・垂直を確認してください。一度固まると修正できません。
目地幅の調整
擬石の寸法誤差を吸収するため、5〜10mm程度の目地幅で調整します。
白華(はっか)対策
施工後に防水剤(シーラー)を塗布しておくと、美観が長持ちします。
工法
単に積んで接着するだけでなく、「RC(鉄筋コンクリート)芯材工法」の採用を推奨します。

※安全性は地盤条件や施工方法によって大きく変わります。高さ設定・基礎仕様は個別条件に応じて検討してください。

Quick Reference

Numbers

本文中の数値・材料規格をまとめています。現場での確認用にご利用ください。

使用製品
Garden Wall(擬石)300×200×100mm/1個 約13kg
門柱の断面
500mm×500mm(1段4個を風車状に配置)
1段の重量・高さ
約52kg(13kg×4個)/高さ 約100mm
積み方
千鳥積み(縦目地が一直線にならないよう段ごとに交互配置)
目地幅
5〜10mm程度(擬石の寸法誤差を吸収するため)
掘削深さ(〜600mm)
100mm程度
基礎(〜600mm)
砕石を突き固め、厚さ50mm程度のコンクリートまたは厚手の平板
掘削深さ(600〜1200mm)
200mm以上
基礎(600〜1200mm)
砕石を突き固め、鉄筋を入れたコンクリート基礎(寸法は地盤・重量に応じて設定)
鉄筋(縦筋・芯材)
D10以上/基礎または土台に固定し、中央の中空部に納まる位置に配置
中空部の充填
2〜3段積むごとに、モルタル・充填材またはコンクリートを充填
高さの目安
上限 1.2m まで(一般住宅の門柱としては1.2m前後が納まりやすい)
重量:6段・約600mm
擬石24個で312kg/充填材・目地材を含む総重量 約350〜400kg
重量:10段・約1.0m
約520kg(石材のみ)
重量:12段・約1.2m
約624kg(石材のみ)
仕上げ
最上部にトップキャップを設置/施工後に防水剤(シーラー)を塗布

本ページは参考手順です。実際の設計・施工にあたっては、関係法令および現場条件に基づき、専門家による検討を行ってください。安全性は地盤条件や施工方法によって大きく変わります。

Stack Stone, Shape the Entrance.

積み上げるシンプルな構造だから、プランや高さによってはDIYにも対応可能。門柱・門塀のプランニングから施工まで、お気軽にご相談ください。