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コラム

ユニットバスとは?システムバスの定義・サイズ規格・在来工法との違いを解説

ユニットバスとは?システムバスの定義・サイズ規格・在来工法との違いを解説

ユニットバスとは、壁・床・天井・浴槽を工場で一体成型した規格化された浴室のこと。1216などのサイズ規格、在来工法との違い、費用・工期・断熱性まで、リフォーム前に知っておきたい基礎知識をわかりやすく解説します。

BOWCS 約9分
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ユニットバス(正式名称:システムバス)のイメージ
ユニットバス(正式名称:システムバス)

「ユニットバス」と聞いたとき、どんな浴室を思い浮かべますか?賃貸に多い「トイレ・洗面・バスが一体になった空間」と思っている方も多いですが、住宅業界で使われる「ユニットバス」の意味はそれとは異なります。

ユニットバスとは、工場で製造した防水一体型のバスルームパーツを現場で組み立てる浴室のことです。戦後の日本の住宅供給を支えてきた合理的な仕組みで、現在も多くの新築住宅・リフォームで採用されています。
一方、近年「在来工法バスルーム」への注目が高まっています。タイル・天然石・置き型浴槽を組み合わせたホテルライクな空間は、ユニットバスでは実現できないデザインです。

この記事では、ユニットバスの基礎知識と在来工法との違い・選び方を整理します。

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ユニットバスとは?システムバスの定義と仕組み

1-1. 工場で生産したパーツを現場で組み立てる工法

ユニットバス(正式名称:システムバス)とは、浴槽・床・壁・天井・水栓金物をあらかじめ工場で生産し、現場で組み立てる浴室システムです。床・壁・天井が一体化した防水ユニットにより、水漏れリスクが少なく施工品質が安定しています。

1964年の東京五輪向けホテルで実用化され、短工期・均一品質・防水信頼性の高さから急速に普及しました。日本の住宅建設数を支えてきた、合理的で優れた仕組みです。現在も新築住宅・マンション・ホテルで広く採用されており、国内の浴室市場の大部分を占めています。

1-2. 賃貸の「ユニットバス」(2点・3点ユニット)との違い

日常会話で「ユニットバス」といえば、トイレと浴室が一室に収まった賃貸物件でよく見られるスタイルを指すことがあります。これは住宅業界の「ユニットバス」とは別物です。

  • 3点ユニット:バスタブ・洗面・トイレが1室に収まるタイプ(賃貸に多い)

  • 2点ユニット:バスタブ・洗面のみ(トイレは独立)

  • システムバス:浴室だけが独立した防水ユニット(新築・リフォームの主流)

本記事で扱う「ユニットバス」は、独立した浴室として設置する「システムバス」のことを指します。

1-3. サイズ規格(1216・1616など)

型番 内寸(短辺×長辺) 坪数 主な用途
1216 120×160cm 0.75坪 マンション・賃貸(コンパクト)
1418 140×180cm 0.75坪 マンション(標準)
1616 160×160cm 1坪 戸建(標準)
1620 160×200cm 1.25坪 戸建・マンション(ゆったり)
1624 160×240cm 1.5坪 戸建(広め・大型住宅)

規格サイズから外れた変形スペースへの設置は、既製品のユニットバスでは対応できないケースがあります。


在来工法(在来浴室)とは?オーダーメイドで作る浴室

在来工法の浴室とは、防水処理を施した下地の上にタイル・天然石・モルタルなどの仕上げ材を施工することで完成する、オーダーメイド型の浴室です。ユニットバスのような規格品ではなく、設計の自由度が非常に高いのが特徴です。置き型浴槽・レインシャワー・大判タイルの全面張り・天然石仕上げなど、ユニットバスでは実現できないデザインが可能です。

BOWCSでは、下地材にwedi Board(ウェディボード)を採用しています。wedi Boardはドイツで開発された防水建材で、欧州で30年以上の実績を持つXPS(押出発泡ポリスチレン)芯材とセメントコーティングからなる100%防水パネルです。タイル・天然石・モルタル仕上げのいずれにも対応できる下地として、欧米の高級バスルームで標準的に採用されています。

在来工法で施工したバスルーム
在来工法で施工したバスルーム

▶︎ BOWCSのバスルームの施工事例を見る


ユニットバスと在来工法の違い【比較表】

3-1. デザイン・サイズの自由度

項目 ユニットバス(システムバス) 在来工法バスルーム
デザイン カタログ+一部オリジナルプラン対応 完全オーダーメイド
サイズ・形状 規格サイズのみ 任意のサイズ・変形スペースにも対応
床・壁の素材 樹脂・ホーロー・人工大理石など タイル・天然石・モルタル等から選択
置き型浴槽 設置不可(規格浴槽のみ) 設置可能
レインシャワー 一部対応品あり(限定的) 自由に選定・設置可能

3-2. 費用・工期

項目 ユニットバス 在来工法バスルーム
リフォーム費用目安 80〜200万円程度 150万円〜500万円程度
標準工期 最短3日〜2週間程度 3〜5週間程度

3-3. 断熱性・防水性・掃除のしやすさ

項目 ユニットバス 在来工法バスルーム
断熱性 ユニット内に断熱材を一体設置 断熱設計が必要(個別対応)
防水性 工場で防水一体成型(漏水リスク低) 施工品質に依存(wedi Board等で高い防水性を確保)
掃除 パーツの継ぎ目が少なく比較的簡単 タイル目地の掃除が必要

ユニットバスのメリット・デメリット

4-1. メリット

  • 工期が短い:解体から完成まで最短3日〜2週間程度

  • 防水信頼性が高い:工場生産の一体構造で漏水リスクが低い

  • 断熱性能が安定している:ユニット内に断熱材が組み込まれている

  • 掃除がしやすい:継ぎ目が少なくカビが生えにくい設計の製品も多い

  • 費用が比較的明確:規格品のため見積もりが出しやすい

4-2. デメリット

  • デザインの選択肢が規格品に限られる:置き型浴槽・大判タイル全面張りは基本的に不可

  • 規格サイズ以外に対応できない:変形スペースや広い浴室には設置できないケースがある

  • 将来の部品供給に依存する:製品終了後に部品が入手できなくなるケースがある

  • リフォームで一部交換が難しい:壁・床・浴槽が一体のため、一部だけ変えにくい

ユニットバス(正式名称:システムバス)
ユニットバス(正式名称:システムバス)

在来工法のメリット・デメリット

5-1. メリット

  • デザインの自由度が高い:サイズ・形状・素材を自由に設計できる

  • 置き型浴槽・レインシャワーを設置できる:ホテルのような上質な空間・欧米スタイルが実現可能

  • 規格外のスペースにも対応できる:変形スペース・広い浴室にも柔軟に対応

  • 素材を長期間使用できる:タイル(磁器質)は耐久性が高く、劣化しにくく長期的に美観を保ちやすい

  • 部分補修・リフォームが柔軟:一部のタイルの張り替えなど部分的な改修が可能

5-2. デメリット

  • 費用がかかる:材料・設計・施工の手間が大きく、ユニットバスより高額になる

  • 工期が長い:3〜5週間以上が標準で、施工中は浴室が使用できない

  • 施工品質に左右される:防水施工の品質が仕上がりと耐久性を大きく左右する

  • 日常的なメンテナンスが必要:タイル目地の掃除・定期的な防水確認が必要。天然石を用いる場合は、酸・水シミ・吸水対策など石材専用のメンテナンスが必要。

在来工法で施工したバスルーム
在来工法で施工したバスルーム

費用相場の比較

費用は施工規模・材料のグレード・解体状況によって異なりますが、参考として以下の目安をご覧ください。

タイプ 費用目安 特徴
ユニットバス(標準) 80〜120万円 既製品、工期最短3日〜2週間
ユニットバス(上位) 120〜200万円 広め・機能充実の規格品
在来工法(ベーシック) 150〜250万円 タイル仕上げ・標準仕様
在来工法(ミドル) 250〜350万円 輸入タイル・輸入水栓
在来工法(ハイエンド) 350万円〜500万円以上 天然石・置き型浴槽・輸入水栓

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どちらを選ぶべき?ケース別の判断軸

7-1. ユニットバスが向いているケース

  • 工期・費用を抑えたい

  • 防水性と機能性を最優先したい

  • 標準的なサイズ・デザインで十分

  • マンションなどでリフォームできる範囲が限られている

7-2. 在来工法が向いているケース

  • 置き型浴槽・レインシャワーを設置したい

  • 大判タイルや天然石で仕上げたい

  • ホテルのような上質な空間・欧米スタイルのバスルームにしたい

  • 規格外の広さや変形スペースに対応したい

  • 長く使い続けられる素材にこだわりたい

どちらが「正解」ということはありません。生活スタイル・予算・住宅の状況に合わせて選ぶことが大切です。


ホテルのような上質な空間・欧米スタイルを求めるなら在来工法

欧米のホテルやプライベートレジデンスで見かける浴室には、共通した特徴があります。レインシャワーと浴槽が独立したウォークインシャワー空間、大判の石張り壁・床、置き型浴槽、独立した2ボウル洗面。これらはすべて、在来工法でなければ実現できません。

BOWCSでは、欧米バスルームの要素を日本の住宅に組み込む設計・施工を行っています。使用する主な素材・機器は以下の通りです。

バスルーム・洗面・トイレを「ひとつの部屋(room)」として一体設計することで、住まい全体のグレードが上がります。

在来工法で施工したバスルーム
在来工法で施工したバスルーム

BOWCSの施工事例(在来×欧米バスルーム)

BOWCSでは神奈川県川崎市のショールームにて、実際の仕上がりをご確認いただけます。タイルの質感・wedi Boardの施工仕様・KOHLER水栓の使い心地など、カタログではわからない情報をお伝えします。

設計・施工のご相談は無料です。まずはショールームへのご来場か、お問い合わせフォームよりご連絡ください。

▶︎ まずはご相談・ショールームの予約はこちら


よくある質問(FAQ)

Q1. ユニットバスとシステムバスは同じものですか?

はい、業界内では同じ意味で使われます。「システムバス」が正式名称ですが、一般的には「ユニットバス」という呼び方が広まっています。

Q2. 賃貸でよく見る「ユニットバス(3点ユニット)」と違いますか?

異なります。賃貸で多い「3点ユニット」はバスタブ・洗面・トイレが1室に収まる構造です。住宅業界の「ユニットバス(システムバス)」は浴室だけが独立した防水ユニットで、本記事ではこちらの意味で使っています。

Q3. 在来工法への変更(リフォーム)はどれくらいの費用がかかりますか?

既存のユニットバスを解体して在来工法に変更するリフォームの場合、費用目安は150万円〜(素材・仕様・規模による)です。詳しくは「在来工法の浴室リフォーム費用【2026年版】」の記事もご参照ください。

Q4. 在来工法の浴室は防水が心配です。

在来工法でも適切な防水施工を行えば高い防水性能を確保できます。BOWCSではドイツ製のwedi Board(ウェディボード)を防水下地材として採用しており、満水試験(洗い場+5mm・浴槽+200mm・丸一日保持)を施工基準としています。

Q5. ショールームでの相談はどこでできますか?

BOWCSの空間創造グループ(神奈川県川崎市中原区木月4-28-3)にてご対応しています。電話044-434-6007(平日9:00〜18:00)またはお問い合わせフォームよりご予約いただくとスムーズです。


まとめ

ユニットバス(システムバス)は、工場生産の防水パーツを現場で組み立てる浴室システムです。短工期・防水信頼性・コストの明確さが強みで、戦後の日本の住宅供給を支えてきた合理的な仕組みです。

一方、在来工法は設計の自由度が高く、置き型浴槽・全面タイル・天然石仕上げなど、ユニットバスでは実現できないデザインが可能です。ホテルのような上質な空間・欧米スタイルのバスルームを求める方、変形スペースへの対応が必要な方には在来工法という選択肢があります。

どちらが良いかは、予算・工期・住宅の状況・こだわりのポイントによって異なります。まずは専門家に現状と希望をお伝えいただき、最適な方法をご提案してもらうことをお勧めします。


お問い合わせ(空間創造グループ)

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