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飲食店の床・壁・暖炉をタイルで構成した施工事例|アメリカンダイナーの空間づくり

2026年4月22日

神奈川県相模原市のアメリカンダイナー「ROOTS Hamburger&Grill」の施工事例です。テラス席と室内の床にはテラコッタ調タイルARGILE PALERMO(ANTISLIP仕様)を採用し、屋外から屋内への空間の連続性と滑りにくさを両立。室内壁と屋外の煙突には石積み調のCAN'STONE CREMA、暖炉まわりにはブリック調のCAN'BRICK CAMBRIDGEを使用し、3種類のタイルで空間全体を構成しています。素材ごとの特性や耐熱性の注意点、向いている店舗・向いていない店舗の判断基準も整理しました。飲食店の内装にタイルを検討中の店舗経営者・設計者・デザイナーの方に。

アメリカンダイナー-テラス床-石積み壁-ブリック暖炉-タイル施工事例


2階建ての木造家屋が前景にあり、柔らかなベージュと茶色の外壁。空は晴れで、前庭には小さな木々と植木が見える相模湖のROOTS
相模湖の横に佇むアメリカンダイナー、「ROOTS Hamburger&Grill」

飲食店の内装設計で、床・壁・暖炉まわりの素材をどう組み合わせるかは、空間の印象と機能性の両方を左右する重要な判断です。

この施工事例では、テラス席を備えたアメリカンダイナーにおいて、テラコッタ調の床タイル、石積み調の壁材、ブリック調の暖炉タイルを組み合わせて空間全体を構成した事例をご紹介します。

店舗の内装・外装にタイルの採用を検討している店舗経営者、設計者、デザイナーの方にとって、素材選定と空間構成の判断材料となる内容です。




この施工事例の概要

ストーン調の壁に囲まれたカフェの室内。テーブルが並び、中央に緑の植物とランプが見える。落ち着いた雰囲気。メニューが置かれている。
テラコッタ調タイルを床に使った店内
  • 物件名:ROOTS Hamburger&Grill

  • 所在地:神奈川県相模原市緑区与瀬826-1(国道20号甲州街道沿い)

  • アクセス:JR相模湖駅 徒歩5分/中央道相模湖ICから4分

  • 物件種別:新築店舗(飲食店)

  • 店舗コンセプト:テラス席ありのオーセンティックなアメリカンダイナー

    オーナーは元々車関係の仕事をされており、デザインにも取り組みたいという思いからハンバーガー店を新たに開業されました。

    相模湖にほど近い立地で、吹き抜けと大きな窓による開放的な空間が特徴の、ハンバーガーやステーキ、カフェメニューを提供する飲食店です。


この施工事例における空間設計のポイント

相模湖にあるアメリカンダイナーROOTS外観のタイル施工事例
「ROOTS Hamburger&Grill」のテラス席

この店舗の空間づくりでは、以下のような点が設計上のポイントになっています。


•       テラス席と室内をつなぐ床材の統一感と、屋外で求められる滑りにくさの両立

•       アメリカンダイナーらしいレトロで本格的な空間の演出

•       床・壁・暖炉というそれぞれの部位に適した素材を選びながら、空間全体として調和させること

•       吹き抜けと大きな窓による開放的な空間に合う素材構成


採用したタイル・素材とその特性


テラス床・室内床 ― ARGILE(アーガイル)PALERMO


  • 使用サイズ:225×450×12mm ANTISLIP、225×225×12mm ANTISLIP

  • 使用部位:テラス床、室内床

    ・ARGILEはテラコッタ調の床タイルです。この事例では、テラス床と室内床の両方に同シリーズを採用し、屋外から屋内への空間のつながりを素材で統一しています。テラスから室内に入った際に床材が途切れず連続することで、空間全体の統一感が保たれます。


    ・両サイズともANTISLIP仕様が採用されています。テラスは雨天時の滑りやすさが課題となりやすい部位であり、ANTISLIP仕様のタイルはその条件に対応する素材です。室内床にも同仕様を採用していることから、飲食店の厨房からの水や油の飛散にも配慮した選定と整合します。


    ・12mm厚の規格は、店舗の重歩行に対応するタイルとして一般的な厚みです。また、225×450mmと225×225mmの2サイズを組み合わせることで、単調になりがちな床面にリズムを生み出す貼り分けが可能です。



室内壁・屋外(煙突)― CAN’STONE CREMA(クレマ)


  • 品番:CRE-1

  • 使用部位:室内壁、屋外(煙突)

    CAN’STONE CREMAは石積み調の壁材です。この事例では、室内壁だけでなく屋外の煙突にも採用されており、建物の内外を通じて素材の統一感が保たれています。室内では空間に素材感のある質感を与え、ペイントやクロス仕上げの壁とは異なるテクスチャを加えています。屋外の煙突では、建物の外観にアメリカンハウスを思わせる重厚な表情をつくり出しています。


    テラコッタ調の床材と石積み調の壁材の組み合わせは、それぞれが異なる素材感を持ちながら、土と石という共通の「自然素材らしい質感」で空間に調和をもたらしています。さらに、同じ素材を室内から屋外の煙突まで展開することで、建物全体としてのデザインの一貫性が強められています。




暖炉 ― CAN’BRICK CAMBRIDGE(ケンブリッジ)

レンガ造りの暖炉に観葉植物の鉢が並び、上部の棚には色とりどりの植物と装飾が置かれた暖かい雰囲気の部屋。
ブリック調タイルを施工した暖炉
  • 品番:CB-3

  • 使用部位:暖炉

    CAN’BRICK CAMBRIDGEはブリック調の素材です。暖炉まわりにブリック素材を使用することは、アメリカンダイナーの空間演出において、本格感を強く印象づける要素となります。レンガのテクスチャは、吹き抜けのある開放的な空間の中で視線のアクセントとして機能します。


  • 耐熱性についての注意点:CAN’BRICKはセメント系タイルであり、タイル自体は短時間であれば400~500℃程度まで異常は起こりません。ただし、一般的にセメント・モルタルは150℃程度から徐々に劣化が始まるとされており、急激な温度変化や長時間の高温曝露はひび割れや剥離の原因となります。




施工後の空間構成と仕上がり


テラスから室内へ入った際に、床材が途切れず同系統の素材で連続していることで、空間全体の統一感が保たれています。吹き抜けと大きな窓による開放的な空間の中で、床のテラコッタ調、壁の石積み調、暖炉のブリック調という3種類の素材が、それぞれ異なるテクスチャを持ちながらアメリカンテイストのトーンで調和しています。


テラコッタ調の暖かみのある床、石積みの重厚な壁、ブリックの素朴な暖炉


――これらが組み合わさることで、アメリカンダイナーとしての世界観が素材のレベルから支えられています。



この施工事例が向いている人/向いていない人

相模湖にあるアメリカンダイナーROOTS店内インテリア
こだわりのインテリアを使った内装:店舗2階

向いている人


•       テラス席のある飲食店を新築・改装予定で、屋外と屋内の床材を統一したい店舗経営者・設計者

•       アメリカンダイナーやカフェなど、レトロ・オーセンティックなデザインテイストの店舗を計画中のデザイナー

•       床・壁・暖炉まわりなど複数部位の素材を一括で検討したい方

•       滑りにくい床材を飲食店のテラスに導入したい方


向いていない人


•       モダン・ミニマルなデザインを志向している場合(テラコッタ調・石積み調は素材感が強いため)

•       施工コストを最小限にしたい場合(複数素材の組み合わせは、単一素材より手間とコストが増える傾向があるため)

•       軽歩行用途や住宅向けの選定を検討している方(この事例は店舗の重歩行を前提とした素材選定です)



よくある質問(FAQ)


緑のソファと木製テーブルが置かれたカフェの室内
店舗2階からの眺め

Q1. テラスと室内で同じタイルを使うことはできますか?


ANTISLIP仕様のタイルであれば、屋外のテラスと屋内の床に同シリーズを使用することが可能です。この事例では、ARGILE PALERMOのANTISLIP仕様を両方の部位に採用しています。ただし、寒冷地での凍害対策や、具体的な施工条件についてはタイルメーカーや施工会社に確認が必要です。


Q2. 飲食店の床にタイルを使うメリットとデメリットは?


タイルは耐久性・清掃性に優れ、飲食店の床材として広く採用されています。一方で、硬い素材のため長時間の立ち仕事では足への負担が大きくなる場合があります。また、落とした食器が割れやすい点も飲食店では考慮事項です。施工コストも他の床材と比較して高くなる傾向があります。


Q3. 暖炉まわりにタイルを使うとき、耐熱性は大丈夫ですか?


CAN’BRICKなどのセメント系タイルは、タイル自体は短時間の400~500℃程度までは異常が起こりません。ただし、接着に使うセメント・モルタルは150℃程度から劣化が始まるため、張り付け材の選定が重要です。樹脂系ボンドは50~80℃で接着力が低下するため高温箇所には不向きですが、セメント系の張り付け材を使用すれば200℃程度までの環境で採用可能とされています。

詳細はボウクスまでお問い合わせください。


Q4. この事例で使用されたタイルの費用感を知りたい


使用タイルの価格は施工面積や条件により変動するため、本記事では具体的な金額は記載していません。詳細な見積りについてはボウクスまでお問い合わせください。



施工事例情報

白い扉とタイルのテラスの玄関
アメリカンダイナー「ROOTS Hamburger&Grill」の入口

物件名

ROOTS Hamburger&Grill

所在地

神奈川県相模原市緑区与瀬826-1

物件種別

新築・飲食店舗

使用タイル①

ARGILE PALERMO(テラス床・室内床)225×450×12mm / 225×225×12mm ANTISLIP

使用タイル②

CAN’STONE CREMA CRE-1(室内壁・煙突)

使用タイル③

CAN’BRICK CAMBRIDGE CB-3(暖炉)

タイル提供

ボウクス株式会社


ご不明点がございましたら、お気軽にお問い合わせください

ボウクスでは、新築・リモデルを問わず、部材の選定から、デザイン・設計・施工まで、ご希望のイメージやご予算に合わせて適切なプランをご提案いたします。お気軽にご相談ください。



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